【語学学習】外国で生活してたら本当に話せるようになるのか
Oi,Eu sou Buchiko:)
ポルトガル語で、“やあ、私ぶちこ:)” 笑
突然ですが、
私、ブラジルに来るまで、
留学したい高校生の相談窓口をやっていました。
自分の経験を生かしてアドバイスすることが多かったので、
今日も語学学習についてすこしお話します。
“外国で生活してれば語学なんて自然に身につく”
とか
“外国人と付き合えば自然と話せるようになる”
なんて言いますが、
それって本当なんでしょうか?
結論から言うと、
ある点では○、ある点では× というのが私の見解です。
英語の場合、
学校で少なからず学んでいるので、ある程度大人になっても、
“あーこの単語は聞いたことあるわー”
という単語やフレーズに出会う確立は多言語より高くなります。
OPEN、CLOSE、STOP、HELP
これくらいの単語は、街中にも溢れているので、
大多数の方は読める、読めなくても意味はわかるのではないでしょうか。
ある程度基盤ができている場合、
興味を持って学習を開始すれば、
ある程度までは身につくといえるでしょう。
興味を持てば、ね。
サッカー好きなら、サッカーで使う単語は簡単に覚えるでしょうし、
ピアノが好きなら、音符も簡単に覚えられますよね。
じゃあ、たとえばあなたが競馬にまったく興味がないとします。
ある人から競馬の魅力について語ったこんなメールがきたら、どうでしょうか。
title:【競馬の魅力をたっぷりお届けします】
このメール、開いて読みますか?
それとも開かずゴミ箱行きですか?
あなたが、少しも競馬に興味をもっていなければ、
その情報はゴミ箱直行です。
外国で生活すれば自然に身につく、
なんて言われているのは、
身の回りの環境のすべてが英語の生活になるから、
興味の対象を拾いやすくなる、というのが本質だと思います。
聞き流しの英会話教材も一緒。
興味がないけどとりあえず流してただけだったら、
やっぱりゴミ箱行き。
でも興味を持って“聞き”流していたなら、
ある一定は効果が出ると思います。
じゃあ英語と違って、
基礎知識がないポルトガル語はどうなん?って話ですよね。
“Pare”ってなんだかわかりますか?
食べ物かもしれないし、天気かもしれない。
英語と違って、
これまでの知識から答えを導き出すのは難しいですよね。
私の場合、
こちらに来るまで、ブラジルにこれっぽっちも興味がなかったので(笑)
正直マイナスからのスタートでした。笑
でも現地にいればどんな場面で使われる言葉なのか、
見て理解することができます。
たとえば、この写真。
道路に面しているところで、赤い標識に“PARE”。
なんとなーくSTOPの意味であるって予測が立てられますよね。
現地で生活することの強みは、
①状況から予測が立てやすいこと
②周りの環境がその言語ばかりなので、興味をもてる
この2つだと思います。
海外へ語学留学したら自然とやらざるを得ない環境になるかといったら、
そんなことはありません。
英語やその言語自体に興味がなければ絶対に上達しません。
いくらでもサボることはできるしね。
私の場合、単語を覚えようと思って勉強していましたが、
最初に文章丸暗記したうえで単語に絞っていくほうが合ってたようです。
Eu sou Japonesa.Muito prazer.(私は日本人です。はじめまして。)
Eu vou ao supermercado.(私はスーパーマーケットに行きます。)
スペルはわからないし、今のところ使ったことないけど、
ポデミアジュダール(助けもらえますか?) っつぅのも覚えてます。笑
これはアプリで勉強してます。
今は無料でも勉強がしやすく、情報社会のすばらしさを実感してます。
あ、そうそう。
オーストラリアに行って1ヶ月目の頃、
“英語ぜんぜんわからんし、勉強しても上達せん。
英会話教室とぜんぜん違う。
脳みそ疲れた。むり”
と、日本のバラエティ番組をネットで見漁って時期がありました。笑
そこでであった日本人の男の子に相談したところ、
“1ヶ月目でしょう?もうちょっとすると、
単語が聞き取れることにある日突然気づくよ”
といわれました。
“まじかよ”と疑っていたのですが、これ、本当でした。
でも条件があります。
それは、なるべくネイティブの英語を聞く時間を増やすこと。
はじめは意味がわからなくてもいいんです。
聞き続けることが大事です。
ということで、
おすすめは、現地のラジオが聞けるアプリや、
ポッドキャストの利用はかなりおすすめです。
耳が慣れるって感覚をぜひ味わってください。
日本にいるうちから耳を慣らしておくのがおすすめですよ。
ぶちこ